モンスターペアレントの始まりと驚愕の事例

【モンスターペアレントのはじまり】


モンスターペアレント(ペアレンツ)とは、

学校などに対して自己中心的かつ理不尽な要求をする親を意味する。元小学校教諭の向山洋一が命名したとされる[2]。略してモンペア[3]、モンペ[4]ともいう。

2003年頃からあまりに非常識な親の事を「モンスター」と呼ぶようになり、

その後2008年のテレビドラマ「モンスターペアレント」(主演は米倉涼子)が放送され話題となった。

 

この現象は日本だけでなく、もちろん海外でも起こっている。

アメリカでは、「ヘリコプターペアレント」などとも呼ばれている。

 

モンスターペアレントのキーワードとしては以下のようなものがあげられる。

いちゃもん、逆切れ、クレーム、親ばか、過保護、過干渉、

妬み、僻み、自己中心的、暴力的、いじめ、嫌がらせ

モンスターチルドレンというのもあるが今回は触れないでおく。

 

 

スポンサーリンク

 


【モンスターペアレントの驚愕の事例】


PAK86_denwataiousuruboss20141123103458-thumb-1000xauto-18262

所長の自殺
埼玉県の保育所にて、2001年11月に園児同士のケンカがあった。
このとき軽い引っかき傷を負った園児の保護者が激怒した。
女性所長に苦情を繰り返し、自分の子どもに対するつきっきり保育を要求。
約20日間にわたるつきっきり保育では「日陰で遊ばすように」などの細かい指示が加わり、
所長は神経をすり減らしていった。
2002年初めに園児は退所したが、保護者からの苦情がやむことはなく非難は続いた。
所長は食欲が減退し夜には眠れなくなる。
2002年3月、その所長は、保育所敷地内で灯油をかぶって焼身自殺をした。
残された遺書には「私の苦しみをそっくりお返しします」と書かれていた。公務災害に認定される。

 

朝起きられないからモーニングコールをして欲しい!

義務教育は卒業させることが目的に掲げられるので、先生が努力を怠ると、自分の評価も下がるのでせざるを得ないとのこと。

遠足に弁当を作ってあげる余裕がないから、先生が作って持ってきて!
普段は給食だが、遠足では弁当必須。しかし、家庭の事情で作ることが出来ないと、昼食抜きになる。
弁当を買って持たせると、買ってきたことがわかり、いじめの対象になる。そのため、作ることもあるとか

 うちの◯◯くんを上半身裸でプールに入れておいて、盗撮されて変な目的で使われたらどうするんですか!
しかも、この親たちはその解決策としてなんと、男子児童にも女子児童のスク水を着用させようとしてきたのだという。

 

髪を染めた女子生徒を注意したときに、保護者から『うちの子は生理になってから体質が変わった(だから髪の色が変わった)』と言われたことがある

 

会社に遅刻するからオムツ替えは保育所でやって
「ある朝、時間がないことを保育士に伝えたら、みなさん、オムツ換えをしていかれるんですけど・・・と言われた。オムツの取換えのた めに会社を遅刻し、処分を受けた場合には、市や保育所に賠償をもとめることができるのか、また、遅刻証明書など法的に効力を持つ証明書の発行ができるの か」と連絡帳に書かれていた。

 

娘がアイドルになりたいので窓際の席にしないで!

 

うちの子にも賞状をください。もらってる子がたくさんいるのにうちはもらっていないんです。
もはや何を言っているかわからない。冗談で言っている事を祈りたい

 

保育料も、教材費も、遠足のバス代も払わない
生活に困っている様子もないのに、1年近く、遠足のバス代や、教材費の集金・保護者会費・保育料などを支払わず、お金にルーズな保護者に、し びれを切らした担任が、「集金をお願いします」と支払いを促すと、感情的になり「あの先生嫌いだ、換えて欲しい」と所長に訴えてきた。

 

土日に遊びにいけない家庭の子が可哀想なので、レジャー禁止
自己中心的であることがモンペの特徴のひとつです。

 

子供はピーマンが嫌いなので、給食からピーマンを抜いてほしい
この子がもし好き嫌いが多かったら、給食がなくなりますね。

YOTA93_syazaisuru15124217-thumb-1000xauto-14186

他にもありすぎて書ききれません。。


 【まとめ】


この言葉が流行りだしてから、本当に教師は大変だったと思う。

今なお、悩みを抱えている教師や、学校も多いはず。

体罰というフレーズもかなりメディアに取り上げられた時代があったが、

この時には、学校に必要な教師がたくさん居なくなった。

何でもかんでも大事にしてしまうメディアの問題は大きい。

子供や親の立場がとても優位になって、教師もどんどんやめ、

残った教師はおびえながら勉強や人としての教育を教える日々。

学力という意味ではなく、教育質が本当に落ちたと感じた。

 

教師の不祥事もこの頃から特に増え、

それがさらに教師の分を悪くしていった。

 

モンスターペアレントという言葉が蔓延してしまっている事も良くない気もする。

なんでもモンスターにされては、親も困る。

また、何でもかんでもすぐにニュースで報道したりするメディアも問題な気がする。

どれも解決に向いている気がしない。

 

 

親が意見を言う事に問題があるわけではない、

意見はとても大事な事で、問題の早期発見や、対策や改善方法を考える事ができる。

問題は、話し合いをしっかりとしているのか、一方的になっていないか?

自分が逆の立場だったらどうするのかなど、

自分だけでなく、関わる全員が納得する方法や、

皆が同じ方向で幸せに生きられる方向を考えるべきではないだろうか。

 

 

親は、その考えが自分だけや自分の子どもだけに向いた考えではないか?

深呼吸をして冷静になって考えるべきだ。

 

自分の子どもがかわいいのはわかる。

昔の自分ができなかったことを、子どもやらせてあげよう、

キレイに残してあげようなどという愛情からきているのもあるだろう。

しかし、子どもはヤンチャで、いう事を聞かないときだってあるし、ケガだってする。

それでも全部いい思い出になる。

 

そしてモンスターペアレンツという言葉をそろそろ無くした方がいいと思う。

 

スポンサーリンク