池袋5人死傷事故、医師「てんかん」の持病と発覚

8月16日午後9時半頃、東京都豊島区東池袋のJR池袋駅前で起きた死傷事故で、
逮捕された金子一郎容疑者(53)は、歩いていた、男女5人を
次々にはね41歳の薬剤師の女性一人が搬送先の病院で死亡した。

 

 

 

 

現場の目撃者の男性によると、金子容疑者は車から降りた後、

あろうことか、自分がはなた男性を蹴ろうとしていたという。

また、到着した数名の警官に取り押さえられている際には、

「何か悪いんだよ、捕まえろよ」などと、おかしな発言が何度かあったという。

 

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現在、金子容疑者は容疑を認め、駅近くでラーメンを食べて車に乗ったが、

そのあとの記憶がないなどと供述をしている。

 

 

金子容疑者は歩行者5人をはね交差点前のビル1階にある「ZARA」に

車ごと突っ込みました。

警察は道路にはブレーキ痕もなく、

金子容疑者が運転中にどのような状態だったかを詳しく調べていた。

 

 

 

 

当初、警察からは、容疑者は酒や薬物の反応もなく、持病もないと説明していたが、

本日になって、金子容疑者が、「てんかん」を持っていたことがわかった。

 

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【てんかん】とは

「てんかん」は発作を繰り返す脳の病気で、年齢、性別、人種の関係なく発病します。
てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、
大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、
それにさまざまな臨床症状及び検査所見がともなう。」
大脳の神経細胞(ニューロン)は規則正しいリズムでお互いに調和を保ちながら電気的に活動しています。
この穏やかなリズムを持った活動が突然崩れて、
激しい電気的な乱れ(ニューロンの過剰発射)が生じることによって起きるのが、てんかん発作です。
いわゆる「けいれん」と呼ばれる手足をガクガクと一定のリズムで曲げ伸ばしする間代発作や、
手足が突っ張り体を硬くする強直発作、あるいは非常に短時間の意識消失が突然起こる欠神発作、
全身や手足が一瞬ピクッとするミオクロニー発作、感覚や感情の変化、
特殊な行動などいろいろな症状があらわれる複雑部分発作など、その症状は極めて多彩です。

 

 

実際に事件当時、金子容疑者がてんかんの発作で意識が消失してしまう

欠神発作だったのかもしれません。

 

 

 

 

このため、警察は金子容疑者の容疑を、自動車運転処罰法違反(過失傷害)から

「危険運転致死傷」に切り替えて送検されました。

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